ブラインドピックというモードは時代遅れじゃないですか?
「ノーマルモード」を否定しているのではありません。「ブラインドピック」というモードが時代遅れなのではないかと思っています。
結論からいうと、ノーマルもランク戦のような希望ロール制のドラフトピックにすべきではないかと考えています。
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ノーマルモード=ブラインドピック
現状日本鯖にはノーマルモードのドラフトピックが無いため、ランク戦、オールランダムのない時間帯にゲームをしようとするとブラインドピックのノーマルモードをするしかないのですが、ブラインドピックには問題点が多すぎるように思います。
ロールの問題点
◆深刻なロール被り
ブラインドピック名物といえばゲームロビーに入った途端に始まる「mid」「top」等のロールコールでしょう。
やはり人気はミッドやトップ等のソロレーン、ジャングルあたりですね。ロールの人気順がそのままコールの割合になってると思います。
となると、やっぱり不人気なサポートが足りないんですよ。たまたまサポートプレイヤーがチームにいれば事足りますが…。
サポートプレイヤーがいなかった場合が問題です。いやいやでもサポートらしいチャンピオンをピックしてくれれば御の字。しかし、ノーマルモードはドッジしてもペナルティが少ないため、やりたくないロールが回ってきたらドッジしたり、明らかにサポートに向いていないチャンピオンを選択して他のプレイヤーにドッジさせるなんてことも可能で、実際に何度もそのような事例を見かけています。
サポートロールに限った話ではないんですけど、練習をしたいわけでもない「出来ない」「やったことがない」ロールをやらざるを得なくなるのって不毛すぎませんか?そういうロールが回ってきて興味を持ち、そのロールでリーグオブレジェンドを極めたなんてシンデレラストーリーを歩むプレイヤーを探してるわけじゃないでしょうしね。
◆所持チャンピオンの問題
プレイ歴が長いプレイヤーであればIP(インフルエンスポイント)でチャンピオンもルーンも大抵揃ってると思いますが、問題は新規のプレイヤーです。
まだまだプレイ歴の浅いプレイヤーは課金をどんどんするプレイヤーでもなければ所持チャンピオンは少なく、ルーンも購入しないといけないため新たにチャンピオンを購入するのが難しいです。
そして、そこに畳み掛けるようにロールの問題。「AI戦でレベルを上げて、さあ対人だ。ランク戦だ!」なんて新規プレイヤー殆どいないでしょうし、大抵はノーマルモードで修行を積んでからランク戦にくることになると思います。
ランク戦のような希望ロール制であれば購入チャンピオンの方向性も好みで絞ることが出来ますし、購入したチャンピオンのいないロールに回されることも少ないでしょう。
ブラインドモードの問題
◆相手に応じてルーン選択不可
特に顕著なのはミッドレーンとトップレーン。相手が物理攻撃に特化したチャンピオンなら物理防御ルーンを積みたいですし、魔法攻撃に特化しているチャンピオンに特化しているならば魔法防御のルーンを積みたいでしょう。
ですが、ブラインドピックでは相手のチャンピオンを事前に知ることが出来ませんのでルーンの選択は両方を積んでおく汎用のものであったり、相手のピックを読んで外れるかもしれないルーンを選択する他ありません。
◆特定のチャンピオンに弱いチャンピオンの選出しにくさ
特定のチャンピオンが来るとどうしても腐ってしまうチャンピオンっているじゃないですか。例えばトップレーンのティーモに対するパンテオンとか。腕の差や熟練度で覆せるといえば覆せはするのですが…。
ブラインドピックをノーマルモードにすることの問題
◆ノーマルモードとは何を目的にしたものか?
ノーマルモード"ブラインドピック"をプレイする目的として、"エンジョイ勢の遊び場"とするのと、"ランク戦に挑むための練習の場"とするのが主流だと思います。"ブラインドピック専門ガチ勢"というのもひょっとしたらいらっしゃるかもしれませんが稀でしょう。
ノーマルモードを"ランク戦の練習の場"と位置づけるならブラインドピックはピック&バンの練習になりませんし、"エンジョイ勢の遊び場"と位置づけても前述の所持チャンピオン、ルーンの問題を回避することは出来ません。
結論
ノーマルモードをシーズン6のダイナミックキューのように希望キュー2つのドラフトピック化するのが良いと思います。
希望ロールを2つにできるので購入ルーンやチャンピオンの限定、チャンピオンの練習効率の上昇、希望ロールが被った時のピック事故によっておこるいわゆる"クソゲー"化の回避が見込めます。(別にどこでもいいよという方は「どこでも」でキューを入れればいいですしね。)
また、シーズン7よりランク戦のダイナミックキューが廃止され、ソロ/デュオ又は5人でしかランク戦をすることが出来ないため人数が中途半端に揃った時のランク戦練習の受け皿としても活躍の場が見込めそうです。
言うまでもなくこの方法には既知の問題があります。サポート不人気によるマッチング時間の増加です。ですが、そもそもサポートの不人気とゲームモードの欠陥には相関関係がないので別個に対策していくしかない他、ピックコールが遅れたプレイヤーに押し付ける現状よりはマシなのでは?と思っています。(公式もサポートロール希望者が少ないことへの対策に乗り出しています。 参考:リーグオブレジェンド公式-ニュース-サポートについて)
あとがき
他のプレイヤーの希望も聞かずチャンピオンをロックするプレイヤーを結構な頻度で見受けます。
希望ロールで変わったチャンピオンをするっていうのは、新しいメタの発掘になる可能性もありますしわからなくもないのですが、"希望ロールをコールしてロックを保留"していたとしても、"ピック終了10秒前に急にかぶせたロールでチャンピオンをロック"されては変更が間に合わないんですよね…。
もうそれなら最初からドラフト、希望ロール制にしてしまえばこういう意味のわからないことも減るんじゃないかと思って記事にしてみました。「そんな話は公式フォーラムに書け」と言われそうですけど、とりあえずは色んな方の思考の起点にでもなればいいかなって感じですね。
