サポートアイテムあれこれ。結局どれがいいの?
現在、サポートアイテムは3種類。スペルシーフエッジ、エンシェントコイン、レリックシールドとそれぞれの派生アイテムがあります。
どれもスペルシーフエッジは比較的採用するチャンピオンがわかりやすいですが、レリックシールドとエンシェントコインはどちらもそれぞれ利点があるため「どっちがいいの?」と思っているプレイヤーもいるんじゃないでしょうか。
そこで、私なりに使い分けを考察してみようと思います。
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スペルシーフエッジ系列
メイジ型サポート全般での採用
これはわかりやすいですね。ブランド、ザイラ、ヴェル=コズ等のミッド運用できるようなサポートチャンピオンでの採用となります。
シールド、ヒール持ちのサポートだとソナはこれで良いと思います。オーラ付きの攻撃は物理ダメージ分と魔法ダメージ分が混合のため1度の攻撃で2度発動することになるので強力です。
アイテムのパッシブ効果は徴収。通常攻撃又はスキル攻撃時に追加ダメージ10(フロストファング以降は15)を与えることができます。また、その際にゴールドを追加で8(フロストファング以降は15)得ることが可能です。
魔力上昇は貧弱ながら追加ダメージにより序盤はかなりダメージを出すことが可能、中盤以降はダメージよりもゴールド入手のために使うことになります。
攻撃を当てることでゴールドが入るという特性上、大きく不利になって手を出せなくなるとスタックが余りがちになります。序盤戦に大きく不利が付くとゴールド入手にも大きく影響してくるため、序盤戦は大事にしていきたいですね。
ちなみにですが、フロストクイーンクレイム、ウォッチャーの瞳になるとミニオンを倒してもパッシブ効果が一時凍結されなくなります。
最終進化系について
スペルシーフエッジ系列の最上位はフロストクイーンクレイムかウォッチャーの瞳。共に2200ゴールドです。
フロストクイーンクレイムはアクティブ効果のゴースト2体(当たるとスロウ付与)が強力、ウォッチャーの瞳はサイトストーンとの合成のため早期完成が利点です。
個人的には現仕様(パッチ6.20現在)においては、ウォッチャーの瞳のほうが使い勝手が良いです。
まず、アイテムとしてのスペック差の問題。価格は同じで有りながら、フロストクイーンクレイムのほうが魔力が25高い程度のスペック差しかないです。(マナ回復は25%分ウォッチャーの瞳のほうが高い。)
どうしてもゴールドが不足しがちなサポートというロールにおいて、アクティブ効果のためだけにフィンディッシュの古書(魔力+30 クールダウン短縮10%)を材料に迎えるのはもったいない様に思います。ウォッチャーの瞳にもクールダウン短縮はついてますしね。
エンシェントコイン系列
シールド&ヒール系サポートやフック持ちのサポートで便利
カルマやソナはちょっと違いますが、ソラカやジャンナのようなダメージを与える頻度が少ないチャンピオンはこちらがいいでしょう。Qを刻み続けるソラカはスペルシーフエッジでもいいかもしれませんけどね。
他にはブリッツやノーチラスのような相手を引き寄せられるチャンピオンも採用の余地があります。周囲の敵ミニオンが倒れると体力を回復するというサステイン効果により、強引な立ち回りがしやすくなるのが利点ですね。
ゴールド入手という観点からみると他の2種と比べるとやや弱いかもしれません。ですが、レーン状況の有利不利にあまり影響されずゴールドが比較的安定して手に入るという点は評価できますね。
最終進化系について
エンシェントコイン系列の最終進化系は超越のタリスマン(2500ゴールド)とオアシスの瞳(2200ゴールド)です。
超越のタリスマンは自分を含めた周囲の味方の移動速度を短時間大幅に上昇させるという効果が強力なので、この2つから選ぶとなると迷わずこちらでいいと思います。
ですが、問題はアップグレードのタイミングですね。スペルシーフエッジの時と違い大人数での集団戦で光る性能ですので、購入はレーンフェーズが終わったあとぐらいでも十分間に合います。そのためサイトストーンを先にルビーサイトストーンにアップグレードしたり、イージスの盾購入後、または更にアップグレードしてソラリのロケットにした後ぐらいでもいいでしょう。
以前のアップデートで素材が変わり、素材に物理防御系のアイテムが入ったためかなり強くなった超越のタリスマン。他二種と比べるとあまり採用しているプレイヤーを見かけませんが、かなり強いアイテムです。
レリックシールド系列
タンク系サポート(近接)での採用が主
例外的にスレッシュが持ったりもしますが、大抵は近接タンク系のサポートが持つアイテムです。
主な効果はスタックが溜まった状態でミニオンを倒すとゴールドを周囲のチャンピオンに同額渡すと同時に体力を回復。また、体力の低いミニオンへの追加ダメージが大きいのでレベル2先行を狙う際に有用です。
サステインという観点でエンシェントコインとやや方向性が似ています。こちらはADC"も"回復できる点が優れていますね。一方のエンシェントコインはADCを回復できないものの本人の回復量はかなりのものです。
このアイテムのゴールド入手効果に関しては、スペルシーフエッジ以上にゲームの状況、特にレーニングフェーズの良し悪しに左右されるというのが一つ、そして、ある程度ランクが上がると気にならなくなるとは思いますが、味方の理解、そして連携により効果を発揮しにくいことがあります。
中盤以降、レーニングフェーズが終了した後に顕著ですが、チャンピオンによってはスキルで一気にミニオンを処理できるためレリックのスタックが消化しにくくなる点は注意しましょう。
最終進化系について
最終進化系はイクイノックスの瞳とフェイス・オブ・マウンテン。共に2200ゴールドです。
ここはフェイス・オブ・マウンテンで良いと思います。60秒と比較的クールダウンも短く、このアイテムを購入した時点でだいたい200~250程度のシールドを味方にはることが出来るのがいいですね。
ただこのアイテムの最終進化系をどうするか以前に「シールド目的に最終進化させるくらいならレリックシールド止めでソラリのロケットに行く」という選択肢があります。あちらはシールドが範囲である他、味方に魔法防御を付与する効果がありますからね。また、味方への回復量や頻度の強化のためにターゴンの腕輪まではアップグレードしておくのもいいかもしれません。
あとがき
個人的にあんまりレリックシールドは好きじゃなかったりします。個人的見解ですが、ボットレーンのゾーニングってサポートによるところがかなり大きいので体力を維持したいからですね。遠距離から相手へダメージが与えられるチャンピオンはいいですが、相手を引き寄せたり近づいたりしないといけないチャンピオンは体力がないと置物になりがちです。レオナとかブリッツとか。デス前提で仕掛けられるタイミングもないことはないですが、限定的です。
エンシェントコインとレリックシールドの比較に関してはアイテムの基礎性能という点も問題になってきます。特に体力+75。レベル2戦闘は単純な体力の多さがかなり影響してきますからね。
当ブログではこの2つのアイテムについての一旦の結論として、「細かい差し合いからキルをもぎとる、または立ち位置で相手を揺さぶる必要があるチャンピオンはエンシェントコイン、オールインからキルをもぎとるチャンピオンはレリックシールドという使い分け」という風にまとめようと思います。何かご意見等ございましたらどしどしお寄せください!
また、以前の記事になりますがARAMでもサポートアイテムは強かったりします。特にスペルシーフエッジとレリックシールド系列。こちらは該当記事へのリンクを下に掲載しておきますので、興味がありましたら読んで頂けると嬉しいです。
